私は6年前一瞥体験をしました。
この日を境に私の世界は180度ひっくり返りました。
一般的に一瞥体験とはどのようなことを言うのでしょう。私の体験をもとにご説明します。
あなたも普段「自分」という意識を持って生きていると思います。
嬉しい、悲しい、怒る、恐れる
それら全ての感情の中心に「私」がいる。
一瞥体験とは、その「私」が一瞬消える体験です。
では私が一瞬消えると、その後何が残るのか。
全てのものが溶け合い一つになった、広大な「何か」だけが残ります。
光とも愛とも宇宙とも言えるかもしれません。
でも言葉にした瞬間、すでに違う気もします。
体験自体は一瞬で終わるのですが「私」が戻ってきた後、世界は、日常は、感覚は、価値観は全てが永遠に変わります。もう戻れないのです。
そして、これが特に顕著な価値観の変容だと思いますが、
死の恐怖が消えます。
というわけで生きる意味も根底から変容します。
これは宗教でも、スピリチュアルでもありません。
世界人口の約1〜5%が体験する、意識変容の現象です。

では各専門分野においては、どのように扱われているのでしょうか。
神経科学の分野においては
研究者たちは「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という脳の機能が一時的に低下することにより、自我を作り出している脳の働きが一時停止する状態と定義。➡️私は一瞬で自我の崩壊を感じた
量子意識の視点では
意識は脳内の量子過程から生まれると言う概念があるが、一瞥体験は、通常の意識が量子レベルの「大きな場」と一時的に同期する現象ではないかという解釈もある。➡️『私は光だった』と一瞬で分かった
哲学的解釈では
東洋哲学 「無我」の直接体験、悟りの入口
西洋哲学 ウィリアム・ジェームズが「神秘体験の四条件」として体系化。その一つが「言語で伝えられない」こと。➡️本当に言語化は難しい
ではこの一瞥体験とはいったい全世界の人口の何%が体験しているのか。
正確な統計は難しいものの、いくつかの調査が存在しています。
ギャラップ調査(アメリカ)
①「神秘的・宗教的体験」約35〜40%が経験
②「一瞥体験」という完全な自他の境界消滅を伴う深いものは、おそらく1〜5%程度と研究者は推定
③臨死体験(NDE)研究者のケネス・リングは、深い変容体験者を約4%と推計
私は②に該当するわけですが、①の人③の人の話や本は目にする事がありますが、自分と同じ②の経験をもつ人をいまだ見つけられません。
全ては一つであったと知ってしまったから、『孤独』の定義も今までとは変わりました。孤独に悲しいとか、苦しいなどの感情は伴いませんが、それでもやっぱり終生孤独の中に生きて行く状況になったのだと思います。
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