サトリの扉が開いた瞬間は
天地がひっくり返ったような価値観の変化と、
異世界にたった一人で放り込まれたような孤独感を感じていた。
「全て分かった!!」ものの、自分の身に何が起きたのか言語化することが出来ず戸惑っていた
しかし目の前に広がる景色は確実に彩度を上げてキラキラと輝き始め見る世界が一瞬で変わった。
『悪いようにはなっていないのではないか』と直感で感じていた。
『私は生まれ変わったのだ』と理解し、太陽に尋ねた。
「もし私が魂の道を進むなら今後私は生きていけますか?」と。
答えは
「魂の道をいくなら、全てをお支えしよう」だった。
私はこの言葉を信じた。
突き動かされるように、その時手にしていた安定した生活やそれまで築き上げたもの全てを、手放す決意をして退路を断った。
まだ癌の治療も継続中でもあったし(現在も治療中)、今後の生き方の具体的なビジョンも無い1からのスタートという環境下でだ。
しかし迷いはなかった。
これが私の魂の正道に入る入口だと信じていた。
不思議と私のやることに反対する人は誰もいなかった。
全ては運命、お導きだったということであろう。
後にお釈迦様が、ゴータマ・シッダールタ王子であった頃、悟りを求めて、王子という地位や名誉や家族を手放して、悟りの修行へと出られたと知った。そのような場面で人は、導かれるような行動に出ることがあるのだな、としみじみ思った。
その時の決断を
善きものにするか否かは、
「今」の私の生き方次第。
善き行いは善き未来を作る
〜善因善果〜
~感謝~